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オルトロスあるいはオルトスは、
ギリシア神話に登場する怪物である。
双頭の犬で、ゲーリュオーンの牛の番犬とされる。
その名はオルトロスが速いを、
オルトスが真っ直ぐなを意味する。
ゼウスを打倒するために生みだされた
怪物テューポーンがエキドナとの間にもうけた子で、
ケルベロス、ヒュドラー、キマイラ、
ネメアーの獅子、不死の百頭竜、
プロメーテウスの肝臓を喰らう不死のワシ、
パイアといった怪物たちを兄弟に持つ。
また、母であるエキドナとの間にネメアーの獅子、
スピンクスをもうけたとされる。
姿は黒い双頭の犬で、
たてがみ一本一本と尻尾が蛇になっている。
性格は落ち着きが無く、せっかちである。
クレータ島でゲーリュオーンの雄牛を守っていたが、
牛を求めてやって来た
ヘーラクレースを発見して跳びかかり、
棍棒で殴り殺された。
さらにオルトロスを助け駆けつけた
牛飼エウリュティオーンも倒された。