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テーバイドという叙事詩が2つある。
ホメーロスの作と言われることもある。
断片が10残っているだけである。
内容は、オイディプースの2人の子、
エテオクレースとポリュネイケースの
間の戦争を描いている。

スタティウスのテーバイドまたはテーバイスは、
1世紀末、ラテン語白銀期に作られた。
詩の最後に、執筆したのはドミティアヌス帝の
統治期間と書かれてある。
詩はヘクサメトロスで書かれている。
内容は、古代ギリシアのテーバイドや
アイスキュロスの戯曲テーバイ攻めの七将同様、
テーバイと戦ったアルゴスの7人の将たちの
物語を描いている。
とくに焦点をあてているのは、
エテオクレースとポリュネイケースの
兄弟の対立である。
兄弟は一緒にテーバイを統治するのではなく、
交替に統治することにした。
この詩の始まった時点では、
エテオクレースが統治していて、
交替の時期は間もなく来るところだった。
一方、ポリュネイケースは
アルゴス王アドラーストスの娘と
結婚したばかりで、テーバイの統治を
心待ちにしていた。
スタティウスは兄弟の不和を
主題に作品を編み上げる。
数え切れないくらいの歴史・神話の
兄弟姉妹の言及、脇役は二人の兄弟の対立を
中心にして鏡のように対照的に動かす。
愛と競争心の両方で、
兄弟関係の多くの局面が描かれ、
また注釈される。
さらにスタティウスは、
神々を筋立ての道具として
めいっぱい使っている。たとえば、
テーバイはバックスの都市で、
アドラーストスはアポロの司祭である。
神々は敵軍を粉砕しようと
間接的に戦いをはじめ、
ドラマに別の対立が重ねられる。
スタティウスの神の描き方について
C・S・ルイスは、ホメーロスや
ウェルギリウスの手法から離れて、
より神話的な処理をほどこしていると見ている。
スタティウスの寓意的な手法は
中世に支配的になった。
ルイスは違いを説明するために、
ホメーロスの描くアレースと
スタティウスの描くマールスを比較する。
アレースは戦争の中で憤激する以外は何もしない。
一方、マールスは戦う前でさえ
盲目的・狂ったように情熱的に怒っている、
抽象概念を擬人化したものである。
ルイスはさらにテーバイドの中には
すべての寓意的詩の萌芽があると述べている。